[ 新規会員登録(無料)] または [ ログイン ]

腎臓病(慢性腎臓病:CKD)・透析と正しく向き合い、知って、共感して、支え合って、自立する。
基礎知識やQ&Aコミュニティ、透析管理ツールやサポート情報など、元気に生活するためのすべてがここに。

基礎知識

腎臓移植を受けるまで

2013.4.1

文:じんラボスタッフ

緑の文字の用語をクリックすると用語解説ページに移動するよ。

じんラボ をフォローして最新情報をチェック!

生体腎移植を受けるまで

生体腎移植を受けるためには、まずかかりつけの透析施設の主治医に紹介状を書いてもらいましょう。紹介状を持参し、レシピエントとドナーが一緒に移植を実施している病院で問診を受けます。医師や移植コーディネーターから移植について十分な説明を受けてから、移植を行う意思を確認し意思が明確なら、ドナーとレシピエント双方が適応基準を満たしているかの検査、診察を行います。 検査で問題が見つからなければスケジュールを決定、移植手術を実施します。
手術では、通常は機能がよい方の腎臓を残しドナーの片側の腎臓を摘出します。レシピエント自身の腎臓は通常そのまま残し、ドナーから摘出した腎臓をレシピエントの下腹部に移植します。

かかりつけ透析施設からの紹介

移植を実施している病院へ

移植についての説明、レシピエントとドナーの意思確認

検査・診察

レシピエントとドナーそれぞれ必要な検査

手術

生体腎移植の適合基準

レシピエント適応基準
  • 末期腎不全患者であること
    透析を続けなければ生命維持が困難であるか、または近い将来に透析に導入する必要に迫られている保存期慢性腎不全である
  • 全身感染症がないこと
  • 活動性肝炎がないこと
  • 悪性腫瘍がないこと
ドナー適応基準
  • 以下の疾患または状態を伴わないこととする
    • a. 全身性の活動性感染症
    • b. HIV抗体陽性
    • c. クロイツフェルト・ヤコブ病
    • d. 悪性腫瘍(原発性脳腫瘍及び治癒したと考えられるものを除く)
  • 以下の疾患または状態が存在する場合は、慎重に適応を決定する
    • a. 器質的腎疾患の存在
      (疾患の治療上の必要から摘出されたものは移植の対象から除く)
    • b. 70 歳以上
  • 腎機能が良好であること
出典:一般社団法人 日本移植学会「生体腎移植ガイドライン」

献腎移植を受けるまで

献腎移植を受けるためには、まずかかりつけの透析施設の主治医に紹介状を書いてもらい、移植を行っている病院に持参し面談・診察を受けます。移植手術や手術後の免疫抑制薬による治療に耐えうると判断されたら、血液検査、HLA検査(組織適合性の血液検査)、レントゲン検査などを受診し、「日本臓器移植ネットワーク外部サイトへ」への移植希望登録が可能となります。

登録手続きは都道府県によって異なるため、詳細は移植を実施している病院で確認してください。なお、新規登録には日本臓器移植ネットワークへの登録料30,000円(2013年4月現在)と、HLA検査料(自治体によっては補助金もあり、検査施設により異なる)が必要です。

かかりつけ透析施設からの紹介

移植を実施している病院へ

移植についての説明、医学的な適応判断

検査・診察

HLA検査

日本臓器移植ネットワーク

希望者登録

待機期間

年に1回登録更新(更新料5,000円)、採血(保存血清の交換)

緊急手術に備えて

献腎移植は、適合するドナーが発生しレシピエント候補に選ばれたら、直ちに移植施設に駆けつけての緊急手術になります。常に心の準備をしておきましょう。またいつでも連絡を取れるようにしておくことも大切です。日頃から健康管理に注意し、体調を常によい状態に保っておきましょう。
連絡を受けたら手術に必要な検査を受けます。手術前の検査は、血液検査、胸部X線、心電図、心臓超音波検査、肺機能検査、胃の検査、膀胱の検査、目の検査などです。 移植の意思を伝えて、レシピエントに決定すると入院して手術を受けます。

参考:レシピエント選択基準

「1.前提条件」を満たす候補者の中で「2.優先順位」のポイント付けをして順位を決定
1.前提条件 ①ABO式血液型の一致及び適合(一致が優先)
②リンパ球交叉試験(クロスマッチ)陰性
※ドナーのリンパ球に対する抗体がレシピエントの血中にないことを確認する検査
2.優先順位
搬送時間 ドナーの入院施設と移植施設が同一都道府県内の場合、ポイントが高くなる(同一都道府県内12点、同一ブロック内6点)
HLA型の適合数 ドナーとレシピエントの適合していない数が少ないと、ポイントが高くなる
待機日数 移植ネットワークに登録している期間が長いほどポイントが高くなる
未成年者 16歳未満には14点、16〜19歳には12点が加算される
『腎臓移植希望者(レシピエント)選択基準』日本臓器移植ネットワーク より引用して改変

参考:レシピエントの移植手術

腎臓は本来腰のあたりにありますが、腎臓移植ではおなかの右下または左下を切開し、骨盤の中に移植腎を埋め込み、血管と尿管をつなぎます。本人の腎臓は通常そのまま残します。残すことで体に影響がある場合は摘出します。

レシピエントの手術

こんな情報が知りたい、その他ご要望など、「基礎知識」にご意見をお寄せください!

ご意見をお寄せください

緑の文字の用語はオンマウスで用語解説が見れるよ。クリックするとさらに詳しい用語解説ページに移動するよ。

基礎知識内検索