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じんラボ所長室

全国透析施設めぐりの旅3 福島編

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2013.9.20

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福島県を満喫した3日目

最終日の朝は、小雨の降る涼しいなか磐越自動車道を西へ、会津若松方面に向かいました。

高速はすぐに降り、猪苗代湖をしばらく眺めながら車を走らせ、ふと目にした「会津レクリエーション公園」に寄ってみました。

なかなか良い公園で、
一面の緑に癒されました。


そして、次に向かったのは、白虎隊自刃の地として有名な「飯盛山」です。
こちらに着く頃にはすっかり晴れ、日差しも強く汗がしたたり落ちてきます。

車を停め参道に入っていくと、なんとここで予期せぬハプニング!
なんと、目の前にTOKIOの国分太一さんが現れたのです!

旅番組か何かの撮影でカメラマンさん達スタッフの中にいい色に日焼けした太一君が!

すかさず写真を撮ろうとしたのですが、太一君を取り囲んでいる何名ものスタッフがちょっと(かなり)怖い顔をして、「写真撮影禁止」というプラカードを持って外側を向いて、こちらを威嚇しており、カメラを向けようとするとそれはそれは怖い顔で睨むので小心者の私には出来ませんでした(笑)

と、なんか仕事をやり残したような気持ちのまま、太一君を横目で見送り、参道を進み飯盛山を登りました。

といっても途中までは、「動く坂道」で(笑)

登って色々と見て回りました。

白虎隊のまさに自刃の地。

遠く鶴ヶ城をのぞむ白虎隊士の像とその眺め。

そして、何とも趣のある「さざえ堂」。

記念館もありました。

今ここは、NHKの大河ドラマ「八重の桜」の舞台となっている観光地であり、自動販売機も白虎隊です。


そして次は、こちらも「八重の桜」でおなじみの方も多いかもしれませんが、戊辰戦争では約1ヶ月に及ぶ激しい攻防戦に耐えた難攻不落の名城としてその名を天下に知らしめた、「鶴ヶ城」に向かいました。

「八重たん」ののぼりに導かれ、入口を探してお堀の周りをぐるぐると・・・

ようやく立派なお城に到着です。 

当時の恰好をした方々が水撒きをしていました。かなり暑そうです(笑)

鶴ヶ城の中に入り、最上層である5階まで登りました。
結構階段数があり、若干息が切れましたが、上った甲斐がありました。
城下町会津を360度眺められる素晴らしい眺望です☆

階段の昇り降りもあり、かなりお腹が減りました。


お昼御飯は検討に検討を重ねた結果、「創業100年」(!)というふれこみの会津若松駅前にある「マルモ食堂」さん。

そして、メニューも決めています。名物「ソースかつ丼」♪

このお店の佇まい。貫禄と雰囲気満点です。期待で胸がいっぱいになりました。

で、その「ソースかつ丼」はこれです!ドーン!

ソースべったりという感じですが、 その名のとおり、とんかつに甘辛いソースをたっぷりかけた味です(笑)

妻は「会津ラーメン」。山菜がたくさん入っており、あっさり味だったそうです。

十分過ぎるほどに腹ごしらえをして、次は知人より「おすすめ!」との推薦をいただいていた「大内宿」に向かいました。


大内宿は、会津城下と下野の国(日光今市)を結ぶ32里の区間の中で会津から2番目の宿駅として1640年ごろに整備された宿場町です。

まるで、映画のセットのような茅葺屋根のお屋敷が並び、そして空はまるで絵の具で塗ったように綺麗でした。

お土産屋さんや長ネギを箸代わりに用いることで有名な「高遠そば」のお店が軒を連ね、一軒一軒見て回るととても楽しいです。

こういう風景は私が育った埼玉の実家でもすでにありませんでしたが、やはり日本人だからでしょうか、なんかどこか懐かしい気持ちになり、落ち着く感じがありました。

昔、宿場町であったこの家並みは現在、国選定重要伝統的建造物群保存地区となっており、本当にしっかり整備されていたのにも感心しました。

時間がのんびりと流れているような「大内宿」を後にして、そろそろ帰りを気にしながら車を走らせます。


次の目的地は、「道の駅 しもごう」です。 初日に四ツ倉で「道の駅 よつくら港」に寄りましたが、それに続き2軒目の「道の駅」です。

こちらでは美味しそうな桃をゲットしました。

そして今回も密度の濃かった旅を終え、白河から東北自動車道を走り帰路に着きます。 途中「那須高原SA」にて休憩し、この那須高原オリジナルの「イチゴクリームパン」を翌日のおやつ用に購入し、安全運転で帰宅しました。


今回の透析旅は個室透析を初めて経験するという楽しみとともに、2011年3月11日に発生した東日本大震災において甚大な被害を被った地、福島県を訪れるということでしっかりその現実を今を生きる者としてみつめ、改めて考える機会にしたいと思っていました。

震災の体験談は今回お会いした皆さまからうかがい、また鈴木院長からは当時の写真もお見せいただきました。

そして、実際に津波の被害を受けた地域や仮設住宅も目の当たりにしました。

もちろん様々な面で復興は進んでいるのでしょうが、まだまだ現実はとても厳しいことをリアルに感じるとともに、一人一人この事実をしっかり認識し、その上で自分は何が出来るのかということを考え生活することが、犠牲になられた多くの方々へ、今生きる者の最低限の責任・義務であると強く思いました。

>>次ページオマケ 透析中の家族の過ごし方/障害者手帳の有効活用

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