のせさん
アルポート症候群の予後とその対処、子供への説明について
先日、友人のお子さん(小学6年生・男子)がアルポート
症候群と診断され、その対処(子供にどのように説明すれ
ばいいか)について悩んでおられます。
30才までに透析導入がほぼ必須、難聴や失明の確率が高
く、有効な治療薬も見当たらず、保護的・保存的な対応を
するしかない…ということで、大変対応の難しい疾患であ
ることまでは、素人なりに調べて分かりました。
ただ、小学6年生にどうやって説明すればいいかについて
は、私も妙案がなく、苦慮している次第です。
相談をしてこられた方は京都在住なのですが、同疾患の患
者会などを紹介していただくだけでも構いません。
お力添えいただければ幸いですm(_ _)m
こちらからは、どこを見ても回答が表示できなかったので…。ご教示いただけると助かりますm(_ _)m
トピック作成日時:2013-04-08 00:00
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- ナイストピック(5)
ndecoさん
のせさま
こんにちは。ndecoと申します。
私も全くの素人で回答にもなりませんが、のせさまの質問を読んで、思うことをとりあえず書いて、詳しい方や医療従事者の方に回答、またはこのサイトを見ている皆さんの考えるきっかけに繋げられればと思います。
私は小学校中学年から中学生まで必ず尿検査にひっかかり、原因は全く不明ながら時々数ヶ月間は激しい運動禁止と医師から言われ、数年間釈然としない思いを過ごしました。
何よりも衝撃だったのは、小学校高学年の頃母に「一生透析だったらどうするの」と大泣きされたことです。原因もわからず、とりあえず透析というキーワードのみインプットされた私は、常にベットタイムストーリーが百科事典だったこともあり、辞典や辞書で「透析」というワードを調べまくり、益々釈然としないまま過ごしました。
幸いなことに、原因不明のままあらゆる検査値がいつのまにか正常になり、頑丈な大人になって今に至りますが、気になるのは、アルポート症候群に限らず子供への病気の説明がどのようにされているかです。
色々調べたところ、国立特別支援教育総合研究所では下記のようなパンフレットを発行しているようですが、
http://forum.nise.go.jp/health-c2/htdocs/book/first/04.pdf
社会や地域などで、ご両親やお子さんをフォローする体制はまだまだシステム化されていないような印象でした(調査不足かもしれませんが)。
上記をふまえ、今現在私が素人ながら思うことは、小学校高学年ともなるとおそらく大人が思っているより理解力があって、漠然とした不安を細切れに与えられる位なら、具体的な説明をしてほしいのではないかと思います。少なくとも私はそうでした。
とはいえ、くどいようですが素人考えなので、詳しい方、経験がある方に実地的な回答を書き込んでいただければと思います。
研究員の幸さんの体験談がアルポート症候群ですね。
http://www.jinlab.jp/story/sachi/article01.html
大先輩からも何かアドバイスをいただけたらうれしいのですが、どうでしょう、幸さん。
所長も3歳からですよね。どんな説明を受けて、どんなタイミングで受け入れ、向き合ってきたかという体験でも参考になりそうです。
コメント日時:2013-04-09 10:46
- なるほど(4)
のせさん
> ndecoさん
ndecoさんの場合は、自然寛解されたということですが、やはり診断当時
は多くの不安や心配を抱えておられたことと思います。
小学校高学年〜中学1年ぐらいって、子供でも大人でもない不安定な時期
かと思うのですが、そうした時期の「人間」に、難治性の疾患の説明をす
るって本当に難しいですよね。しかも、個人差が大きく、人によって予後
がバラバラであれば尚更です。
ご紹介いただいた幸さんの体験談も拝見致しました。これも大変貴重な思
いがぎっしりと詰まったドキュメントだと思います。
「いつ・どのようなタイミングで、どの程度まで本人に説明していくか」
に『正解』はないとは思いますが、ここでいただいたコメントは1つの大き
なヒントとささせていただきます。本当にありがとうございました!m(_
_)m
返信日時:2013-04-18 23:48
所長さん
のせさま
こんにちは、所長です。
ご質問ありがとうございます。
私とは病気こそ違えど、幼少期から腎臓を患っていること、人ごとではなく少しでもお力になれればと
思います。
1点目のご質問に関しては、申し訳ありませんが、また後ほど書かせていただきます。
まず後者の患者会についてのご質問、
>相談をしてこられた方は京都在住なのですが、同疾患の患者会などを紹介していただくだけでも構
いません。
上記患者会に関しては、NPO法人 京都難病団体連絡協議会(075-822-2691)において、
ご相談にのっていただけると思います。
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/k-nanren/index.html
よろしくお願いいたします。
コメント日時:2013-04-09 14:37
- なるほど(2)
のせさん
宿野部所長、もろもろご配慮いただき、ありがとうございますm(_ _)m
既に皆さんからご回答いただいておりますが、1点だけシステムに関する
お願いが。このコメント欄から書き込んだコメントには、改行が反映され
ないようです(^-^;)
急ぎではないのと、Macだけの問題かもしれないのですが、結構見辛かっ
たりするので、対応をご検討いただけると助かります(MacOS 10.7.5、
Chrome 26.0.1410.65を使用)。
以上よろしくお願い致しますm(_ _)m
返信日時:2013-04-20 16:20
所長さん
のせさま
こんにちは。
「子どもへの告知の問題」は、各所で議論がされていますが、
とても深刻で難しい問題です。後日、専門家に近い方にお話を
うかがってこちらに書かせていただこうと思っておりますが、
私なりに今思うことを書かせていただきたいと思います。
まず、3歳時に慢性腎炎に罹った私の場合をちょっと紹介させて
いただきますと、医師から、また両親からもきちんと自分の病気
の事を伝えられた、という記憶がありません。
長く付き合う病気であるため、親と毎月診察に行っていましたし、
医師が親に説明するなかで自然と理解するであろうという判断
があったかも知れません。また私自身が病気のことを出来るだけ
知りたくない、という気持ちが強かったために目を背けていたような
気もします。
ただ、両親が私には見せないようにして、熱心に読んでいた病気
のことが書いてある冊子を、ある日こっそり怖いもの見たさで見た
時に自分の病気の深刻さを知り、とても大きなショックを受けたことを
覚えています。出来れば一番信頼している両親からしっかり聞けたら
よかった…、と思ったりもしました。
さて、本題に戻ります。
子どもでも、病院に長く通院していると、なぜ病院に通うのか、
痛い思いをするのか、薬を飲むのかなど、たくさんの疑問が頭に
浮かんできますので、ご両親に尋ねることもあると思います。
しかし、話す時期を見定めることが大切で、子どもそれぞれの
精神状態、性格、成熟度など個人差がり、状況が一人一人異なる
ことを注意深く事前に考慮したうえ、また医師とも相談のうえで病気
のことを話すということが必要です。
また、話す内容については、もちろん難しい病名を言うのではなく、
身体のどこが悪いのか、治すためにどういうことをするのかという
本当に基本的なことを子どもの理解度を逐次確認しながら出来る
だけ平易で分かり易い言葉で伝えることがまず始まりではないでしょうか。
子どもも少し大きくなればすぐにインターネットを使えるようになり、
「アルポート症候群」と検索すれば簡単にすべてが分かってしまう
ことになりますので、適切に伝えるタイミングを見定めることはとても
難しい環境にありますが、
「30歳前後で透析、難聴、失明になる可能性が高い」ということを
小学6年生に伝えることはあまりにも残酷なことですので、
そのことは通院・治療の年月、また子どもが年齢を重ねていく中で
病気の進行度を見てその段階が視野に入った時、家庭生活の中で
子どもの成長度等を認識したうえで伝えることが大切ではないかと思います。
自分の経験を踏まえて書かせていただくと、深刻な内容ほど信頼できる
両親からしっかりと伝えてもらいたかったという気持ちがありました。
冒頭にも書かせていただきましたが、この問題は本当に深刻で難しい問題です。
医療職の方、また実際に幼少期に病気であった方、そのご両親の方にもお話を
うかがってこちらに書かせていただきたいと思っています。
ぜひ他の皆さまにもコメントをいただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。
コメント日時:2013-04-10 13:58
- なるほど(4)
のせさん
> 宿野部所長
じんラボ所長からも、直々のご回答をありがとうございます!
まずは、ご本人の地元の患者団体をご紹介いただいたことに、心より御礼
申し上げます。
そして、告知の問題ですが、ご両親が腎疾患について深く学んでおられた
にも関わらず、そのことを所長には直接告げておられなかった…という話
は、逆説的ではありますが、非常に示唆的であると感じました。
「何も学ばずに告知もしなかった」のではなく、「深く深く学んだ上で告
知されなかった」…という事実は、本当に多くのことを物語っていますよ
ね。
私もいろいろと調べていく中で、「医療者と患者本人」だけではなく、
「医療者と患者家族」のカウンセリングにも重点を置いて進めていくこと
が非常に重要である、ということを知りました。
これは「正解のない答え」であり、「いちばんいいタイミング」や「いち
ばんいい説明の仕方」は、どこにもないのかも知れません。
しかし、そのことを踏まえた上で、ずっと本人のことを考え続け、ギリギ
リの対応をしていくしかないのだと思います。
まだ継続してお調べいただいているとのこと、ご配慮痛み入りますm(_
_)m
こちらの方も何か進展がありましたらご報告させていただきますので。
返信日時:2013-04-18 23:49
ゆうぼーさん
のせ様
のせさん、はじめまして。じんラボ研究員の理学療法士ゆうぼーこと舘野雄貴と申します。
アルポート症候群ではないのですが、経緯の類似した症例をご紹介したいと思います。
症例1(私の勤務先に入院している患者様です。)
患者A、50代、男性
出生時より先天的に片腎しか機能せず、幼少期から血尿や血液検査結果における異常値が示され、いつ透析治療に変遷されてもおかしくないと言われ続けて成人を迎えました。成人以降、残された片腎の腎機能も低下し、25歳で透析導入となりました。
ご本人曰く小学6年生ぐらいの時に病についてどう思っていたかは詳しく覚えていないとの事ですが、幼少期より数十年の歳月をかけて病と向き合ってきたことによりいつの間にか受け入れることが出来たと話されていました。
一般的に用いられている障がい受容の過程として、
障がい発生後、
1. ショック期
事実を知ってショックを受け、なすすべもなく呆然とする。
2. 否認期
「そんなわけない!」などと強く否定し、認めたくないという気持ちになる。
3. 混乱期
否認できない事実と受け止め、怒りや悲しみで心が満たされ、激しく落ち込む。
4. 解決への努力期
感情的になっても何も変わらないと知り、前向きな解決に向かって努力しようとする。
5. 受容期
価値観が変わり、障がいを持って生きる自分自身を前向きに捉えるようになる。
と、あります。
無論、臨床上において誰しもがこのような経過を辿る訳ではありませんが、障がいに対する考えは時間の経過と共に変化(軽減)されていくと考えられています。A様には障がいを受容する時間が長く与えられており、その中で病や障がいと向き合っていったのかも知れません。
では、どのように向き合ったのか・・・?
A様は、「なんで自分がこんな目に遭うんだと周りの人に幾度となく問うたよ。だけど、周りの人は困惑させるだけだったし、互いに悲しみに暮れるだけだった。だから受け入れるしかなかった。受け入れて、自分と周りをもう大丈夫だよと安心させたかった。」と、力強く話されていました。
自分と周りの人の為・・・きっと受容する過程で、様々な苦難があったはずです。それでも、A様の言葉から察することが出来るように周囲の人たちの支えがA様に受け入れる力を与えたのでしょう。
具体的な案でなくて申し訳ありませんが、まずは周囲の人が病や障がいに関する見識を深めると共に、一緒に向き合うことが当人にとって何よりも効果的な治療かと思います。
当人だけの力だけでは限りがありますし、障がいへの理解を深めるだけでは受容へ繋がると思えません。しかし、時間・知識・周囲の人の支え・・・どれも欠かす事が出来ません。宿野部所長の回答にもありますが、NPOや患者会も充実してきています。そして、ここ「じんラボ」の研究員の知識や体験を活用して頂ければ、その都度起きた悩みを解決していけると思います。私の方でものせ様の参考になる情報を得たら、随時掲載していきますので、今後とも宜しくお願い致します。
コメント日時:2013-04-12 20:18
- なるほど(5)
のせさん
> ゆうぼーさん
ご専門の立場からの、貴重なコメントをありがとうございます!
腎症というと、はっきりした診断が付くものと思っていたのですが、この
ように判別・鑑別が難しい例もあるのですね。こうしたお話を聞くにつ
れ、「腎症」という病態の多様性が、極めて奥深いものであることが、お
ぼろげながら分かってきたような気がします。
今回ご教示いただいた事例では、「周囲と自分との関係を考える上で、
徐々に(やむなく?)折り合いを付けるようになっていった」という事の
ようですね。
そして、本人1人だけではなく、家族や友人が、ご本人をどのような視点
で捉え、どのように支え、そして自立を促していくのか、ということがと
ても大切なことだと感じました。
幸い、慢性疾患に関しては、やはりインターネットが市民に広まるにつれ
て、それに対応するためのノウハウや考え方が「厚みを持った資産」とし
て、着実に蓄積されているように思います。
過去の事例を丹念に洗い出し、「本人とその家族にとって最適の解」を探
し続けていく以外に、方法は無さそうですね。
以上、本当にありがとうございました!
返信日時:2013-04-18 23:50
ndecoさん
のせ様
補足質問に関してですが、回答数は回答を得られた数で、「ナイス質問」は回答しなくてもログインしているユーザーがクリックすれば質問への評価がつくものです。
回答を見るには、トップページの「じんラボ知恵の輪」に表示される質問タイトルをクリックするか、「じんラボ知恵の輪」のページ右側「最新の質問」以下の質問タイトルをクリック、
またはこの質問の場合お選びになった関連キーワード「腎臓病・腎不全」をクリックで
「腎臓病・腎不全」に関連する質問一覧が表示されるので、該当する質問タイトルクリックで
質問および回答の一覧が閲覧できる筈ですが、
表示されなかったというのは、ご自身がされた質問は表示されても、その下に続く回答が
真っ白で表示されていなかった、ということでしょうか?
ご不便をおかけして申し訳ありませんが、上記お知らせいただけると非常に助かります。
よろしくお願いいたします。
コメント日時:2013-04-19 19:55
- なるほど(0)
のせさん
ndecoさん
お世話になっております。能勢です。
ご照会の件ですが、実は宿野部所長にも個別にお訊ねしたところ、「ログ
インして質問を見た場合にのみ、回答者からの回答が見えない状態になっ
ていた」とのことでした。どうやらシステムのバグだったようです(^_^;)
現在は皆さんからのご回答は間違いなく見えておりますので、既に問題は
解消したようです。
ご配慮いただき恐縮です。ありがとうございます(^-^)
返信日時:2013-04-20 16:10
初めまして。
アタシは原疾患がアルポートです。
アタシは物心ついた時から、母親から「あなたは他の子と違うの。腎臓病なの」
と言われ続けてきました。
ですから小6の頃には、自分がどういう病気か理解していましたね。
自分の病気を早く理解させないと、導入になった時のショックは大きくなるのではないですか?
「お前は腎臓を患っていて、近い将来透析になる」と早く告知した方がいいと思います。
アルポートによる合併症についても。
現在は視力も0.1まで落ちて、聴力も補聴器が無いと会話が殆ど出来ません。
アタシは23歳で透析導入になりました。
母からの、そういった病気に対する教育があったからこそ、導入に際してはそんなにショックではありませんでした。
どうやって説明すればいいかなんて、腎炎というものをありのままに伝えればいい事ではないですか。
心のキズが大きくならないうちに。
なにも判らないまま説明しないでいれば、ヘタすると運動制限で中学・高校と部活も出来なくなります。
のちのち、食事制限も出てくるでしょう。
そうすれば、他の人と同じものが食べれない。水も思う様に飲めない。生活制限でどこへも行けない。
となってしまいますよ。
説明を躊躇している方がこどもにとって残酷だとアタシは思います。
コメント日時:2013-05-01 22:17
- なるほど(2)
Jayさん
この質問者ののせさんに相談をした患者の父親です。Jayと申します。よろしくお願いします。
先ずは親身な回答をお寄せ下さった皆様にお礼申し上げます。
私自身がのせさんから当サイトをご紹介いただいていたにも関わらず、
登録、さらに当スレッドの閲覧も遅くなってしまいました。
さて、息子のアルポート症候群の診断ですが、これは同時に祖母、妻、長女、そして
今回直接診断を下された長男と家族全体に診断を下された、私どもにとっては
非常に難しい状況となりました。
幸い、私自身が慢性疾患の患者であること、のせさんという慢性疾患のエクスパート
患者の友人がいたこと、非常に情報の少ないアルポートですが、私ども夫婦が英語を
操るため米国のアルポート基金のHPでかなりの情報を目にすることができたこともあり
比較的落ち着いてこの事実を受け取めつつあります。
今のところ降圧剤の投与のみで尿検査の成績も少し改善しているような状態ですので
はりきって中学に通っています。また、名古屋の腎臓疾患の患者会様にご紹介いただき、
関西のアルポート患者の家族の会にも参加させていただいております。そういった流れの中
で、「将来腎臓の機能が弱っていく可能性が高く、また、耳や目が弱くなるかも知れない病気
である可能性が高いと診断された」という表現で本人にも伝えました。本人の反応は「ふーん」。
本人なりに何かを感じていたのかも知れませんし、また、単純に「実感」がないのかも知れません。
また、小学校の親友の一人が心臓の慢性疾患を抱えていることを知ったのが、同じ時期であった
ことも、本人の受け止めの一助になっているようです。
遺伝による疾患は本人への告知、家族内でのケアに非常に大きな難しさを感じます。現在の
担当医も腎疾患のかなり著名な医師ではありますが、私ども患者の家族にとってみると
「そんなことあなたが決めないでよ」と思わざるえない、発言をされることが多いです。「腎不全に
至っていないから特定疾患の指定をうけることができず、別の腎疾患として申請する」
というこの国の医療制度のへの矛盾にも憤りを感じたりもしています。X染色体を介して1/2の確率で
遺伝し続けるという事実は、これから私ども家族にとって非常に大きなテーマとなりますが、
ひとつひとつ、家族の問題として取り組んでいこうと決意しています。特に母性本能が強く、本人も
アルポートである長女への告知タイミングについては熟慮する必要がありそうです。
ともかく、色々なご意見を頂戴してありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。
コメント日時:2013-06-16 07:32
- なるほど(1)
あおじるさん
27歳男 アルポート症候群の者です。友人のお子様と同じ病気です。生まれは京都です。
半年前に腹膜透析導入しました。 仕事も辞めざるをえませんでした。 少し楽観視していた所もあります。なので、先のことなど気にせずに大学卒業後、肉体労働の職に着きました。先のことを考えずに迂闊でした。資格も経験も透析してしまえば無価値です。私は設計職も選べる立場でしたが、蹴ってやりたい仕事を選びました。その結果、27歳で経験の無い人間の出来上がりです。同じ病気を持つお子様に、アドバイスするならば 先を見据えた就職そして、選択をする事を伝えた方が私のような後悔を味あわないと思いました。
コメント失礼しました。
コメント日時:2021-12-13 01:23
- なるほど(0)
えりたかさん
初めまして。
私は、12年前の腎生検でアルポート疑い、さらに年月がすぎてから多発性嚢胞腎疑い併発となり、(多分両方の影響で) 昨年透析となった51歳の女性です。
私も実は小学校高学年の頃から検尿に引っかかることがあり、中学生の頃にはよく引っかかるからとのことでしばらく通院していました。
ただ、その時は一人で通院して経過観察の検査しかされず投薬もなく、通院の経過として慢性腎不全疑いらしいという話を偶然聞いてしまい、それを自分で本で調べて治る見込みがないことを知り、通院を自ら辞めてしまいました。
その上、家庭の事情から両親に経済的心理的負担をかけたくなくてそれを伝えることもなく、自分で抱え込んでその後の人生はいつか透析になるかもしれないという前提での選択をして生きてきました。
進学も就職も結婚も、全ての選択において暗い将来を考えずにはいられませんでした。
でも、今思うのは知っておいて良かったと思う反面、もう少し現実的になってから考えれば良かったのかもしれない、でした。
アルポートでも女性の場合は信仰が遅いと言われていますし、実際私が透析を考えなくてはならなくなったのは、5年ほど前でした。
その前の30年間 ずっと怯えながら暮らさなければ、もっと違う人生があったのかもしれないとも。
現在の私には娘が2人いて、そのうちの1人は数年前から時々検尿に引っかかっています。
その娘はすでに20歳をすぎており社会人なので会社で定期検診は受けています。
アルポートが2分の一の確率で遺伝性であることは私も最近 内分泌科を受診する機会があり知りましたが、調べてはいません。
本人には腎臓が人より弱いようだから、食事や生活に気をつけることなどは伝えています。
将来の経過は人により様々ですし確実ではありませんし、それ以外の重い病気にかかることだってあるのです。
それに将来的に医学が進み透析回避できる道もできるかもしれません。
長くなりましたが、経験者としては、お子さんには早いうちから伝えすぎて悲観的にさせないようにしてあげつつ、サポートする親側は医学の進歩と情報は集めてあげて最善を尽くす、そんな感じがベストのように個人的には思います。
コメント日時:2021-12-13 22:33
- なるほど(0)
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のせさん
のせです。
本件にコメントをいただいた皆さまへ
それぞれ貴重なご意見を本当にありがとうございます!m(_ _)m
まず最初にお詫びしておきたいのですが、
実は本日まで皆さんからいただいたコメントが、
こちらからは見えておりません(表示されません)でした。
回答数だけは見えていたのですが、システムのバグなのか、
内容が確認できたのは本日が初めて…ということで、
お返事が大変遅くなったことを改めてお詫び申し上げます。
以下、個々にいただいたコメントに対してお返事させていただきます。
返信日時:2013-04-18 23:48