with Kidney調査
第13回 当事者アンケート⑫ 慢性腎臓病(CKD)理解度チェック調査結果
2026.6.4
調査目的
腎臓病の当事者・ご家族をはじめ、糖尿病性腎症のリスクがある方や腎臓の健康に関心の高い方を対象に、病気への理解度と知識の傾向を調査しました。
全50項目のセルフチェック形式を採用し、回答者が自身の理解度を客観的に把握できる構成としています。
調査概要
| 調査方法 | ウェブアンケート |
|---|---|
| 調査対象 | 腎臓病・透析をしている方、糖尿病(アルブミン尿やeGFR値が気になる)の方、腎臓移植経験者 腎臓病・透析、糖尿病に関わる当事者のご家族の方 腎臓の健康が気になる方 |
| 調査期間 | 2024年8月30日(金)~10月31日(木) |
| 有効回答数 | 337名 |
回答者の属性
回答者の年齢
この調査でわかったこと
全体としては比較的スコアが高く、CKDの基本知識はかなり浸透している印象です。大きな差ではないものの、CKDとの関わりが深いほど平均ポイントが高い傾向が見られました。
- CKD当事者B|腎代替療法をしている(40.4ポイント)
- CKD当事者A|腎代替療法をしていない(38.2ポイント)
- ご家族(35.9ポイント)
- 腎臓の健康が気になる、またはリスクがある方(29.1ポイント)
「減塩は腎臓の負担を軽くする」「生活習慣改善で進行を遅らせられる」などは「知っている」と答えた方が非常に多く、生活習慣とCKDの関係の理解は進んでいます。一方で、「脂質異常症」「過度な飲酒」「喫煙」など、CKDリスク因子への理解はやや弱く、「CKDそのもの」よりも「生活習慣病の話」として捉えられている可能性があります。
「糖尿病や高血圧がCKDにつながる(血管への負担)」は若干理解度が低く、「しくみの理解」は難しいのかもしれません。
「適切な水分量はステージ(病期)で変わる」「適度な運動は人によって違う」など、治療や自己管理の個別性を伴う項目で「どちらとも言えない」という回答が多く、迷いが増えています。「たんぱく質を控えすぎると筋肉が分解される」という知識はあまり行き渡っておらず、「制限すればするほど良い(制限=正義)」という極端なイメージ(思い込み)が根強いのかもしれません。
基本知識は強い一方で、「なぜそうなのか(しくみの理解)」「人によって違う(個別性)」といった、応用・実践的な理解は十分に浸透しているとは言えない結果となりました。
「知らなかった」という回答が多かった設問 TOP10
「どちらとも言えない」という回答が多かった設問 TOP5
「どちらとも言えない」の割合が高い設問です。知識の有無だけでなく、判断が分かれやすいテーマを確認することができます。
「知らなかった」「どちらとも言えない」という回答が多かった設問 TOP10
「知らなかった」と「どちらとも言えない」を合わせた割合が高い設問です。理解が十分に定着していないポイントとして確認することができます。
属性ごと「知らなかった」が多い設問TOP3
腎代替療法(透析・移植)をしているかどうかの2つの属性、およびご家族、腎臓の健康が気になる、またはリスクがある方の4つの属性を比較しました。全設問の回答結果(クリックでグラフ表示)
「知らなかった」「どちらとも言えない」が多く、「知っている」が少ない順です。


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