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じんラボ所長室

全国透析施設めぐりの旅6 京都編

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2014.12.1

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旅のスタート前は講演のお仕事です

新幹線移動恒例のお弁当を携え品川を出発。

まずは大阪へ講演とワークショップのお仕事に向かいます。
ペイシェントフッドの会社案内や、じんラボに関する新聞記事で飾られた会場で出迎えていただきました。嬉しいサプライズです。

サプライズで気合も入ったところで、透析患者の生活やキモチを知ってもらい、参加者それぞれの方の仕事に役立ててもらうきっかけになってくれたら、という熱い想いを込めて講演させていただきました。
無事終了後、担当の方の暖かい言葉に見送られいよいよ透析旅のスタート、京都へ向かいます。


京都駅に到着してまずはホテルにチェックイン。
今回の宿は京都駅前の「新・都ホテル」です。

そして夜は楽しみにしていた京都腎臓病患者協議会(以下、京腎協)の皆さまと先斗町での懇親会♪

初めて訪れた先斗町はなんともノスタルジックで雰囲気満点☆
味わいのあるいい感じのお店が小道に所狭しと並んでいました。

約束の時間を過ぎてしまったというのに街並みに見惚れ、お店の看板を見過ごし狭い道を行ったり来たり、あたふたアタフタ…。
ようやくお店に到着し京都らしい造りのお店の急な階段を上がると、そこにはすでに少しだけ「出来上がっている」お三方が…。
木村優副会長、岩井浩事務局長、若松明彦メディア戦略室主任がにこやかに迎えてくださいました。

座るや否や関西の極上レベルのボケやツッコミの応酬です。負けじと私とツマも応戦させていただきました。 岩井師匠からは「腕をあげましたな!」とお褒めの言葉を頂戴し、とても嬉しかったです。

漫才をしているかのようなやりとりだけではありません(笑)。

京野菜を中心とした美味しいお料理の数々にお酒もすすむ中、京腎協のオリジナリティー溢れる取り組みを興味深く聞かせていただきとても勉強になりました。

話の途切れぬマシンガントーク&ギャグであっという間に時間が過ぎ、楽しい宴も終了しました。


京腎協事務所におじゃましました

2日目。早速、上京区の京都社会福祉会館にある京腎協の事務所を訪問しました。

フェイスブックではお顔を存じ上げていた、メディア戦略室のDTPオペレーターの三浦果織さんとも念願の初対面♪


窓からは二条城の緑が見え、綺麗に整理整頓された事務所には、大きなディスプレイがいくつか並び、噂(?)のアマチュア無線機も設置されていました。
震災害対策を目的としてアマチュア無線の活用をスタートされたことは知っていたのですが、実際に交信のテストをしているところも見せていただき、屋上に設置したアンテナも見せていただきました。

各地の患者会ではさまざまな震災対策を取っていますが、無線機やアンテナを設置している所はないはずです。
実際に目の当たりにして改めて京腎協のその意気込み、本気度に圧倒されました。

アンテナのある屋上からは「五山の送り火」で有名な大文字山が見えるそうです。
今度はその送り火を観に訪れてみたいと思いました。


そしてもう一つの取り組みとして、腎臓病・透析患者さんだけではなく広く「京腎協」を知ってもらおうと、フェイスブックで「昭和20年〜50年頃に生まれた人が懐かしい物外部サイトへ」を紹介しています。

患者だけではない、ご家族を含めたさまざまな方に向けても幅広く京腎協の存在をアピールしていくというユニークなアプローチです。
事務所にはレーザーディスクが飾られていたり昭和なポスターが貼られていたりして、昭和43年生まれの私にはどんぴしゃの懐かしいものに出会えました。

他にも京腎協では、ここでは詳しく紹介しきれないほどたくさんの趣向を凝らした活動をされています。
例えばメーカーと共催でスマートフォンの勉強会をしたり、ウォーキングのイベント、牛丼屋さんで牛丼を頼む際に塩分を減らす方法等…。それらはとてもユニークな活動です。

スマートフォン講習会の模様、J-COMの取材が入りました

そして、京腎協の皆さん同士のコミュニケーションがしっかり取れていることも強く感じました。


その活動に刺激を受け気を引き締めたところで京腎協事務所を後にして、「京の台所」といわれる錦市場に向かいました。

到着してまず天井のステンドグラスに目を奪われました。

全長約390mの細長いアーケードに約130店舗が並んでおり、美味しそうなものだらけで目移りします。
ツマはお土産に唐辛子をゲットしていました。

錦市場からちょっと脇道に入って、オシャレな雰囲気のいわゆる「町家カフェ」でランチにしました。
坪庭があり、趣のある建物でのランチはツマの希望です。
女性のお客さんで混み合っていましたが、やはり女性客の多いお店は美味しかったです♪

そして錦市場を後にしようとしたときに、そこにいらしたおばあさんから突如「あの鳥居は左右が建物に突き刺さっているのよ」と話しかけられ、良く見てみると確かに突き刺さっています!
そしてその突き刺さった鳥居はちゃんと建物の中から見えるとのこと。鳥居にも親しげに話しかけてくる親切な街の人にも驚きました…。


次は徒歩で祇園に向かいます。鴨川を渡り八坂神社参道の「八つ橋茶屋」でクリームあんみつをいただきました。

表に出ると独特の節回しで「淡路島から、はも道中」との口上を述べながら進む隊列が。
これは「はも道中」と言って、古くから御食国(みけつくに)淡路島から京都へ、夏の旬の代表食材「鱧(はも)」を献上していたことにちなみ、毎年7月に八坂神社へ鱧を奉納する儀式でした。
木桶に入れた鱧を先頭に、八坂神社から南座前を隊列を組んで歩き、行列後は八坂神社にて奉納儀式を行うそうです。

「はも道中」を見送り散策を終えて、いよいよ今回臨時透析でお世話になる「京都駅前武田透析クリニック」へ向かいました。

>>次ページ半個室で京都タワーを眺めながらの贅沢な透析です

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