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透析中・待ち時間の過ごし方

2013.4.1

文:よしいなをき

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一回4時間から5時間、人工透析にかける時間は、やはり短いとは思えませんね。残り1時間、することが無くなった時の過ごし方が非常に難しいですし、また精神的に苛立ちを感じることも少なくないのではと思います。

普通に4時間の時間があれば、これは活用しないともったいないことだと思います。でもそこは人工透析という治療を行っている時間でもある。体調にも関わることですので、ここに書くことはあくまで参考に。ご自身にあったやり方をご検討ください。ですが、この時間をうまく過ごすことができれば、苦痛ばかりとは言えなくなります。

iPadの活用 iPadを透析時間に活用中


読書

面白い本を見つけられれば、これほど有効に時間を過ごすことができることはありません。ご自身が気に入っている本などが過去にあれば、読み返してみるのもいいかと思います。私の趣味になりますが、司馬遼太郎の『竜馬がゆく』や『新撰組血風録』など、血沸き肉躍る長編歴史小説など、透析時間を使うのには良いかと思います。これも個人的な趣味の本になりますが三浦綾子さんの『氷点』シリーズ、『塩狩峠』などは非常に表現が平易で読みやすく、なおかつ長編ですので良いと思います。


DVD鑑賞

小型のDVDプレーヤーを持ち込んで映画鑑賞をされている方も多いと思います。映画1作品で約2時間は使えます。映画の好きな方でしたら、過去に見た作品を片っ端から観ていくということもできますし、好きな映画監督の作品をすべて制覇するという楽しみ方もできると思います。

DVDプレーヤーを標準装備している施設もあるようです。ベッドサイドアメニティに関して意外と施設間で違いもあるようですね。


iPadの活用

私ははじめノートパソコンを透析室に持ち込んでいました。ブログを書きたかったのですが、ノートパソコンをお腹に乗せて使うのは、キーボードを打つのに無理があります。頭をかなり無理に起こさなければキーボードを見ることができません。

それを解決してくれたのがApple社のiPadです。iPadは画面の半分にキーボードが表示されるので、文字入力は画面上で行うことができます。iPadを木製の書見台に立てかけてお腹に乗せれば、無理なく文字入力ができます。透析中は片手でしか入力はできませんが、時間を潰すということで考えたら片手打ちが丁度です。ブログの推敲も合わせて2時間は充てられます。あとは、事前にダウンロードしておけば映画を観ることもできますし、青空文庫から文学作品を入手して読書することもできます。Wifiが入っている施設ではネットサーフィンもできますね。

iPadは透析時間に活用する最適なツールかもしれません。所長も愛用者です。


番外:スタッフとの会話

院内のスタッフは忙しいので、あまり透析中に長時間話しをすることは難しいですが、透析に関して分からないことや、知りたいことを尋ねて教えてもらうことも透析生活を送るうえでとても有用です。少しづつでも患者として透析の知識を増やすことができますし、スタッフとのコミュニケーションを図ることもできます。

※透析、治療に関してしっかりと相談したい場合には、回診時に面接をしていただきたい旨の希望を主治医に申し出ましょう。

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よしいなをき

よしいなをき
透析はしていますが普段はスポーツ自転車に乗って 体を鍛えています。
仕事は、平凡なサラリーマンですが、透析の時間を利用して、ブログを書いたり、小説を書いたりしています。

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