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スマホ漬けによるストレスに要注意!
デジタルデトックスのススメ

2020.9.7

文:s.yuri

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デジタルデトックス

スマートフォンやタブレット、パソコン、携帯電話といったデジタル機器は、日常生活で欠かせない便利なもの。加えて新型コロナウイルス感染症の影響で、余暇は家で動画サイトを見たりネットショッピングやゲームをしたり…と、よりデジタル機器を使用する時間が長くなった方は多いのではないでしょうか。
特に透析患者さんは透析で長時間ベッド上で過ごすため、「スマホはちょうどいい時間つぶし…」といじり倒している人も多いはずです(おそらく、このじんラボ記事を読んでくださっているのに何ですが…)。

しかし、使い方によっては身体に悪影響を及ぼしかねません。腎臓病・透析患者さんは、スマホ漬けによるストレスや生活リズムの乱れで体調に影響が出る恐れがあります。

しかし、いざ手放そうと思ってもなかなか難しく、つい手が伸びてしまいますよね。この記事ではデジタル機器がもたらす影響と、無理なく距離を置く方法を紹介します。


デジタル機器の危険なところ。
体内時計の乱れ、頭痛・視力低下、依存症

デジタル機器を活用すると、無限とも言える情報を手に入れることが可能で、LINEやTwitter、Facebook、InstagramなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の利用で世界中の人とつながることができます。しかし、視力の低下や肩こり、頭痛といったほか、使い方によっては以下のようなデメリットが生じます。


体内時計の乱れ

体内時計のリズムは、実は1日よりも1時間長い25時間ですが、光などの外部刺激に同調して1時間のずれを修正して生活しています。
光は太陽光だけでなく、照明やテレビ・スマホ・パソコンから出る光も該当します。つまり夜遅くまで光を浴びる現代人は体内時計の周期が乱れやすく、生活リズムが崩れやすいのです。体内時計や生活リズムの乱れは、自律神経やホルモン分泌に影響を与え、生活習慣病のリスクを高めます。


インターネット依存症

インターネットはユーザーごとの趣味や好みに合わせた情報が提供されるため、人は知らず知らずのうちにはまってしまいます。
その結果、「使用を控えるとイライラしたり落ち着かなかったりする」「少しだけ使うはずが、気づいたら長時間経っていることがよくある」「インターネットが原因で、大切な人間関係や居場所が台無しになった(または、なりそうになった)ことがあった」といった、インターネット依存症に陥るリスクがあるのです。
※「上記の症状に当てはまる=デジタル機器やインターネット依存症である」ではありません。気になる方は専門医にご相談ください。


情報過多によるストレス

インターネットから得られる情報はかなり膨大です。人は膨大な情報に触れ続けていると、常に情報をインプットしている状態になります。その結果、脳が情報過多になってしまい、ストレスや疲れを蓄積してしまうのです。脳の疲れが蓄積すると、集中力や判断力、意欲が低下する恐れがあります。


デジタルデトックスのメリットとやり方例

デトックス(detox)とは、体内の毒素を排出するという意味。つまりデジタルデトックスは、スマホなどのデジタル機器から距離を置くことで日頃のストレスや疲労を取り除くという意味です。

デジタルデトックスには、目や頭の疲れがスッキリするほか、夜ぐっすり眠れる、ストレスが軽減される、スマホ首や猫背などの姿勢が改善される、趣味や勉強、リラックスに費やせる時間が生まれるーといったメリットが期待できます。

決まったルールや方法はありません。自分がどれだけデジタル機器から離れたいか、他のことに時間を費やしたいかによって変わるので、やり方は個人によって異なります。スマホだけでなくテレビも断つ方法が多く見られますが、テレビを含めるかどうかは個人の好みや生活に合わせていいでしょう。

【デジタルデトックスの時間例】
  • 散歩中の30分
  • 通勤時間の1時間
  • 勉強中の2時間
  • 布団に入る1時間前
  • 旅行中の数日間
  • 時間帯は縛らず、誰かと一緒の時や食事中はスマホを触らないと決める
【デジタルデトックスのやり方例】
  • 使用頻度の低いアプリや、気疲れするSNSアプリを削除する
  • 移動中はスマホを見ないよう意識する
  • 寝室にスマホを持ち込まない
  • デジタルデトックス対策ができるアプリをインストールする
  • 決めた時間以外は家族にスマホを預かってもらう

アプリは、設定した時間は他のアプリがロックされて使えなくなる本格派から、設定した時間スマホを触らずにいられたら植物などが成長するようなゲーム感覚のものまで数多くあります。自分に合ったものを探してみるといいでしょう。

このほか、デジタルデトックスのツアーやイベント、宿泊中はデジタル機器をフロントに預けて自然を満喫するプランを設けている宿泊施設もあります。
現在は新型コロナウイルスの影響でイベント類は自粛されていますが、自分一人ではどうしても難しい方や、楽しみながら挑戦したい方は検討してみてはいかがでしょう。


デジタルデトックス中は目の前のことに没頭して
リフレッシュ

デジタルデトックス

デジタルデトックスで空いた時間の過ごし方は、以下が一例として挙げられます。

  • 本や新聞を読む
  • 映画や音楽を鑑賞する
  • 植物を育てる
  • ペットと一緒に遊ぶ
  • 気になる箇所の掃除や使わないものを整理する
  • 少し手の込んだ料理を作ってみる
  • 景色を楽しみながら散歩やサイクリングをする
  • やってみたかった勉強を始めてみる
  • カードゲームなどアナログのゲームをする
  • 運動を始めてみる
  • ガイドブックをもって一人旅に出る

しかし、無理に何かをして過ごす必要はありません。テレビやラジオをゆっくり堪能する、何もせずぼ~っと考え事をする、おしゃべりしながら(もしくは味を堪能しながら黙々と)ご飯を食べるというように、日常をただデジタル機器抜きで過ごすだけでいいのです。

スマホを操作しながら何かする場合は、そうでない場合と比べると集中力や満足度が低くなると言われています。例えば「スマホ見ながらご飯」の場合は、意識がスマホに向かってしまうため、食事そのものの満足度が下がってしまうのだとか…。いつもはついスマホを片手にしてしまう作業や趣味も、それをやめることで目の前のことに集中して、満足度を上げることができますよ。

【執筆後記】

「デジタル機器=悪」ではありません。先ほども触れましたが、デジタル機器には無限の情報と友人を得る可能性があります。かつて患者仲間とつながる機会は患者会の総会やオフ会などがメインでしたが、インターネット環境が発達した今では全国の患者仲間といつでも気軽につながって話すことができます。心から楽しいと思えて自分の糧になるのであれば、デジタル機器はいくらでも活用してていいと思います。もちろん、やることはしっかりやるという前提で!

「ただ何となくスマホを触ってしまう」「本当は距離を置きたいけど、うまくいかない…」と思いつつもダラダラと長時間デジタル機器を操作してしまう方は、便利なはずのデジタル機器の使用に罪悪感を抱くようになってしまうかもしれません。
デジタル機器に縛られているように感じたら、無理のない範囲から少しずつデジタルデトックスに挑戦してみてくださいね。

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s.yuri

s.yuri
じんラボのライター。大学卒業後、地元紙で主に教育や警察、司法、スポーツ、地域ネタを追いかける社会部記者として働き、その後夫の転勤に伴いゆるいフリーランスでライター・編集者として活動してきました。
学生時代から医療福祉に関する執筆に関わりたいと思っていたのが、十数年の時を経てじんラボでご縁をいただました。透析や腎臓病の勉強を重ね、少しでも元気の出る情報をお届けします。

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