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活性型ビタミンD製剤

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骨の発育には複数の臓器が関わっていますが、腎臓はカルシウムを体内に吸収させるのに必要な活性型ビタミンDをつくっています。ビタミンDは腎臓で活性型になります。活性型ビタミンDは小腸の腸管からカルシウムとリンの吸収を増加させ、腎臓でカルシウムの再吸収を促進し、体内のカルシウムバランスを維持し、骨の石灰化を促進する作用があります。腎臓の機能が低下すると、腸管からのカルシウム吸収を促す活性型ビタミンDの産生が低下し、血中のカルシウムを補うために骨吸収が進み、骨量が減少します。したがってビタミンDは骨のビタミンとも言われ、ビタミンDの吸収や代謝に異常があると、骨がもろくなり、骨折しやすくなります。小児ではくる病、成人では骨軟化症をおこします。

活性型ビタミンD製剤は、体内に入ってくるカルシウム量が不足しているときに、腸管からのカルシウム吸収を促進します。透析患者では、腎臓のビタミンDの活性化機能が喪失しており、それを補うために活性型ビタミンD製剤を使用します。使用するときは、血液のカルシウムやリンのバランスに応じて量を調整し、高カルシウム血症や高リン血症の合併に注意する必要があります。

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