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低カルシウム血症

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血液中のカルシウム濃度が8.5mg/dL以下になるのが低カルシウム血症です。カルシウムには骨や歯に必要で、神経・筋肉の興奮・伝導、酵素活性、ホルモン分泌、血液凝固など重要な役割があります。カルシウムは骨に蓄えられており必要に応じて血液中に溶出されますが、尿に排出されるカルシウムの量が多すぎ骨から血液中へ溶出しなくなると、濃度が低下します。

原因となる病気は、ネフローゼ症候群、慢性腎不全、副甲状腺機能低下症、ビタミンD欠乏症、低マグネシウム血症、保存血大量輸血、くる病、上皮小体機能低下症、骨軟化症、悪性腫瘍などがあります。症状は手足の痺れや、呼吸困難、複視、頻尿、血圧低下、情緒不安定、意識混濁、痙攣、不整脈、テタニー発作などがあります。腎不全の高リン血症やビタミンDの活性化障害に伴う腸管からのカルシウムの吸収障害により、低カルシウム血症が出現します。低蛋白血症では血清カルシウム濃度が低下するので注意が必要です。

低カルシウム血症は副甲状腺ホルモン分泌を促進し腎不全に伴う二次性副甲状腺機能亢進症の原因となります。活性型ビタミンDの投与や、食事あるいは薬剤によるカルシウムの補給で治療します。

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