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【第53回】
腎臓リハビリテーションやってみた! 透析時間を「ただ過ごす時間」から「身体を取り戻す時間」に
2026.6.15
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私はこの2ヵ月間、腎臓リハビリテーションとして、負担にならないレベルでの軽い運動を透析中に行ってきました。
正直なところ、最初は半信半疑でしたし、「今年で50歳とはいえ、看護助手として現役で働いている私が、なぜ?」とは思いましたよ。私の通う施設でも、腎臓リハビリテーションは高齢の患者さんがメインでやっていましたから、戸惑いがありました。ですが、「リハビリ科からの研究の一環なので協力をお願いします」と言われて、しぶしぶ了承しました。
実際に今年の3月から取り組んでみて、いろいろと気づきもありましたので皆さんにお話ししますね。
※腎臓リハビリテーションは運動だけではありません。食事や服薬、生活面の支援なども含めた包括的な取り組みです。本記事では、その中でも多くの施設で取り組まれている運動療法について体験を紹介しています。
腎臓リハビリテーションをやってみたら…
2ヵ月続けてみて、こんな変化を体感しました。
- 体が前より軽く感じる(特に仕事終わりの腰痛が減りました)
- 動くことへの抵抗が減る(起床時などのしんどさが少し減ったかな?)
- 日常生活での「しんどさ」が少し楽になる
小さな変化ですが、確実に積み重なっていく実感があります。あくまでも私の主観ですよ!!
透析は週に何回も、長い時間を使います。このコラムではその時間を有意義に過ごすために、趣味に使うことなどの提案も行ってきましたが、体力維持は長期間透析を行うすべての人にとって大事なことです。その時間を「ただ横になっているだけ」にするのか、それとも「身体を維持・改善する時間」にするのかで、数ヵ月後、数年後の状態は大きく変わってくるはずです。
体が動くようになると
- 通院の負担が軽くなる
- 外出や移動の自由度が上がる
- 自分でできることが増える
といった生活面のメリットにもつながっていきます。
もちろん無理をする必要はありません。できる範囲で、少しずつで十分です。腎臓リハビリテーションを行っている施設ですと、理学療法士など専門知識を持ったプロの方々が、患者さん一人ひとりの状態を見ながらベストな対応をしてくれます。
「透析=何もできない時間」ではなく
「透析=自分を維持する時間」に変える
その選択肢として、腎臓リハビリテーションを一度試してみる価値はあると思います。
どんな腎臓リハビリテーションをしたのか

最後に、私が行った運動メニューを紹介します。
- 片足あげ 左右×10回
- ボールを両足で挟んで押す×10回
- 寝たままで軽く腹筋×10回
- 足にゴムチューブを挟んで延ばす 左右×10回
- ヒップリフト×10回
- シャント側ではない手で軟式野球ボールを握る×10回
始めた当時は、上記のようにそれぞれ10回ずつでしたが、徐々に運動量を増やしていき、2ヵ月経つ頃には各30回になりました。
最初はかなりきつく感じたのですが、最近はそこまで負担に感じないようになっています。
私の施設のリハビリ科のスタッフによると、他の患者さんにも勧めているものの、「透析中に運動したくない」とか「寝ていたい」ということで、なかなか希望者がいないのが悩みだそうです。私も取り組む前は抵抗がありましたが、変化を実感できたので、皆さんも機会があればぜひ挑戦してみてください。
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