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重複障害者からの福祉サービスへの願い

【第4話】再転院・今の病院の環境

2019.4.24

文:ミーナ

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維持透析のために選んだ病院の障害者や高齢者に対する配慮のなさにほとほと疲れ果て、これ以上病院との話し合いも意味をなさず膠着状態なので、近所の透析病院残り5か所の中で再転院を検討することにしました。


地元で一番古いB病院に転院

自宅からの距離は以前より少し遠くなりますが、透析病院としては地元で一番古いB病院が受け入れを承諾してくれました。B病院はいわゆる透析クリニックで入院病床はありませんが、透析ベッド数60床、希望者には弁当と送迎あり、夜間透析ありという条件でした。
また、B病院と同敷地内に同系列の総合病院があり、透析以外の診察や検査、また入院はそちらの病院ということになっていました。院長先生はじめ、看護師さんも技士さんもかなり友好的で「どんな患者さんでも、よほどの迷惑行為などがなければ断らない」のが基本姿勢とのことでした。確かに認知症のお年寄りや、長期透析による種々の合併症を持つ患者さん、体の不自由なお年寄り、それに私の他にも全盲の視覚障害者が結構たくさんいました。

クリニックなので透析室の職員数は多くありませんが、いろいろな事情を抱える患者さんたちを工夫と知恵でサポートしながら透析を行っています。
たとえば、細長い透析室の中央にナースステーションがあり、認知症の患者さんなど目を離すと危ない人は、ナースステーションの周囲に集めていました。車いす利用者などは、災害時などにすぐに外に出られるように出入り口の近くに配置しています。ちなみに私のベッドの位置は窓際の中央寄りです。


介助や配慮の問題をちょっとした工夫と知恵で解決

私に関することで言えば、ロッカーと下駄箱はわかりやすいように一番端に、透析室に入る時に他の患者さんとぶつからないように、入室時間を15分程ずらしてくれました。ベッドは入口から直線で行ける位置にしてもらえたので、周りにたくさん人がいなければ、病院の入口からベッドまで一人で歩いて行くこともできます。
障害者や高齢者に対する介助や配慮の問題は、よほど無理難題を要求したり、迷惑行為を行うような患者でなければ、ちょっとした工夫と知恵で何とでもなるようなものだったのです。転院前の病院では、端から聞く耳を持ってもらえませんでしたからね。 かくして、どうにかこうにか安心して透析を受けられるようになった私でありました。


さて、私の個人的体験に基づくお話は以上ですが、次回は通院に関する行政福祉サービスについて考えてみたいと思います。
私の場合は幸い透析病院がたくさんある地域が居住地でしたが、山村などに住むお年寄りで透析が必要になってしまった場合、施設自体が少なくそもそも選択の余地がないかもしれません。

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ミーナ

ミーナ
1990年9月生まれの28歳(2018年11月現在)です。生まれつき、先天性緑内障という目の病を持っており、幼い頃から弱視で現在はほとんど見えていません。腎臓は昨年急な体調不良から緊急透析導入となり、今に至ります。原因は不明です。視覚と腎臓の重複障害ですが、日々楽しく生活しています。
趣味は読書で、4時間の透析中に1〜3冊くらいは読んでしまうかなりヘビーな読書家です。

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