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【第5話・最終回】支えてくれた周りの方々との関係

2019.3.4

文:たいしょう

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こんにちは、みなさん透析ライフはどの様にお過ごしですか? 「じんラボ」とのお付き合いも最終回になりました。第1回は発病の経緯、第2回は食生活について、第3回は仕事との両立、第4回は透析導入後の生活について体験談を綴り、とても充実した時間を持つことが出来ました。


人間関係にも恵まれ、充実した毎日

私の透析は、導入から丸4年を迎え今年の2月から5年目に突入します。透析時間や体質の関係から経皮経管的血管形成術(PTA)も何度となく経験しました。最近、PTAの時の痛みが激しいことが気になり看護師さんに尋ねると「リンが高くなると血管の石灰化が起こって固くなるので、PTAをして血管内を風船で膨らませた時の血管の伸びが悪く、それで必然的に痛みが増すのだろう」とのことで、痛みのメカニズムも勉強出来ました。

現在は、クリニックでの人間関係、特に看護師さんに恵まれ、私と同じ趣味・趣向を持った方がいます。また、多くの患者さん達と日常会話を楽しむことも出来ており、非常に充実した毎日を送っています。


人生とは日々の積み重ねである

クリニックでの会話に関して残念なことが一点あります。挨拶をしても返さず「ムスッ」としている方もいます、人と話すことが苦手なのでしょうか。何か不満や不安を抱えており、それを素直に相談する術もご存じないのかな、気の毒だな、と思います。
どこでも人が集まれば1つの「社会」になります。私も透析ライフが始まった頃は「身体障害者1級や、健常者に親切にしてもらって当たり前や」などと卑屈に考えていたこともありました。しかし、世間から見れば看板を下げているわけでもない私の身体の障害を誰が感じとってくれるでしょうか。世の中にはもっと大変な事情を抱えて暮らしている方達がいるはずです。道ですれ違う人がどんな苦労をしているかなんて、分かりようがないのです。私の卑屈な考えは「甘え」だったことに気が付きました。
ある看護師さんに「人に偶然はないのよ。みんな必然で、良いことも悪いことも、そうなるように自分で行動しているそうよ」と教えてもらったことを非常に印象深く記憶しています。一日一日、昨日までの失敗や後悔を反省して今後の生活にそれを活かし、人間は日々進化するべきなのです。人生とは日々の積み重ねであると学びました。そう考えると、現在与えられている状況がとてもありがたく、価値のあるものに感じられるようになりました。


人は一人では決して生きていない

妻には非常に感謝しています。29歳で出会い、一緒になり娘を授かり、身体を壊すまで約15年間ですが、無我夢中で夜も寝ずに働きました。私のその姿を見ていてくれました。今は私が「主夫」です。
臨機応変に生活出来るように育ててくれた私の母にも、それを受け入れてくれた妻にも感謝です。人は一人では決して生きていないということでしょう。娘も私の姿を見て、学校の作文などでも私のことを取り上げたりしてくれています。子供なりに親の姿を見て、何らかの考えを持ってくれているのでしょう。
もし私が健康だったら、透析ライフや国の制度、特殊な生活を教えることが出来なかったでしょうね。娘には、全てを受け入れて健康を大切にし、賢く感謝を忘れない人に育ってもらいたいものです。

最後になりましたが、これまでご覧いただきありがとうございました。初めて自分の体験を語るような活動に参加させていただき、非常に良い経験になりました。この体験談に携わってくださった方々に感謝申し上げます。これまでの経験を活かして、またどこかでこのような活動を続けていきたいと思います。有難うございました。

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たいしょう

たいしょう
1972年2月24日生まれの46歳。奈良県奈良市在住で、約3年前に糖尿病性腎症を発症し、透析導入。小さいころからスポーツが大好きで水泳、剣道、相撲、アメリカンフットボールなどをしていました。40歳を超えたぐらいから疲れやすい身体になり、感染病なども発症していました。透析導入後の1年間は身体がなじむまで大変でしたが、今は安定した透析ライフを楽しんでいます。
仕事は退職してしまいましたが、持ち前の明るさで家族や周囲の方々の協力のもと、趣味や日記などのライフワークを中心に前向きに頑張っています。

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