じんラボ ファンキー館 OPEN!

[ 新規会員登録(無料)] または [ ログイン ]

腎臓病(慢性腎臓病:CKD)・透析と正しく向き合い、知って、共感して、支え合って、自立する。
基礎知識やQ&Aコミュニティ、透析管理ツールやサポート情報など、元気に生活するためのすべてがここに。

ここまで出来た 腎臓病患者の仕事(移植者編)

【第6話】【最終回】そして現在。腎臓病患者の方へのメッセージ

2013.12.3

緑の文字の用語をクリックすると用語解説ページに移動するよ。

じんラボ をフォローして最新情報をチェック!

主に国内勤務となった後は、北は岩手、南は大分、特に東海地方(静岡、愛知、岐阜)にある国内工場を行脚する事になります。仕事は以前世間を騒がせた、SOX法監査の対応、そして実際の監査人を担当する事になります。この仕事を続けながら、勤務先が愛知県に移動となり(組織ごとの異動)、2012年12月まで愛知県に出向する事になります(あれ、うちの会社って意外とブラック? 障害者を散々出向させないで欲しいよな〜)
冗談はさておき、(半分本音もあるけど)、現在は東京の自宅に戻り、IS専門の会社に戻って、また新しい仕事を始めています。やはり慣れない仕事、そして文化の違いに少し戸惑っているところですが、今のところ何とか続けているところです。
これにて、私が透析から移植後に掛けて仕事をして来た内容を概要でお話出来たと思います。

以下は現在透析している方、移植されている方への個人的なメッセージです。


先ずは会社へ行こう!

私が最初に部長に言われた言葉です。透析患者はもちろん体調が悪いことも多く、会社を休みがちです。確かに辛い時もあり、休む事もありますが出来るだけ行きましょう!
会社(職場の仲間)はあなたを見ています。それも個人ではなく(透析患者)として見ています。あなたが頑張れば会社も透析患者(移植患者)を採用してくれます。あなたはその代表なのです。途中で帰ったって構いません。先ずは姿勢から。。。


自分のライフプランを考えよう

年齢、性別によって違うと思いますが、もしあなたが透析しているなら、今後のライフプランを考えてみませんか? 現在の透析はとても効率が良くなっているのは確かなので、今後透析を続けるのか? または移植を希望するのか?は良く考えましょう!
私は母親からの申し出もあり、就職してから3年後に移植をしました。理由は学生の時に移植をして留年したくなかった事(当時2浪してましたし)、そして就職してから3年間は仕事に集中して勉強したかった事です。このプランは事前に上司に相談して了承をもらっていましたので、職場からも理解を頂く事が出来ました!


現在の移植事情

私が移植をした1995年当時、移植した腎臓が機能する平均年数は10年と言われていました。
その時は10年が長いのか短いのかも良く分かりませんでしたが、仲間とは「10年が目標だね」と良く話をしていたものです。でも今考えると、この成績は1985年に移植した方の成績な訳です。1995年に移植した方の成績で言うと、10年以上の生着率が70%以上になっています。今から移植をされる方は20年以上生着する人が80%以上になるかもしれません。(それが分かるのは20年後の2033年ですが)移植医療は本当に日進月歩なのです。 それといくつか良くある質問に回答します。

Q1)移植にはどのぐらい費用が掛かりますか?

A1)多額の費用が掛かると思われますが、一部の検査費用、差額ベッド費用ぐらいで 数万円と考えて下さい。私は個室に2週間も居たので10数万円の費用が掛かりましたが。

Q2)移植に年齢制限はありますか?

A2)私が移植をした病院ではレシピエントで70歳代、ドナーで80歳代の方がいらっしゃいます。年齢というよりも、ご本人の健康状態によって決まるようです。私の母親は当時50代前半で、年齢を気にしていましたが、隣のドナーが65歳で驚いていました(笑)

Q3)移植をすると障害者手帳がなくなりますか? また障害年金はもらえますか?

A3)移植後も免疫抑制剤を継続して服用する為、慢性腎不全が治癒した訳ではありません。その為障害者手帳はそのまま保持する事になります。障害年金は、腎機能の状態によりますが、特に問題なければ3年程度で打ち切りになります。

Q4)どの病院で移植をすれば良いですか?

A4)移植を行う病院は大変多いので、主治医と相談して決めて頂ければ問題ありません。 実績で言えば、東京都内では東京女子医大病院、東海地方では、名古屋第二日赤病院の症例が多いようです。

Q5)移植後の通院はどうなりますか?

A5)退院直後は1週間に2回から1回、2週間に1回、1ヶ月に1回と徐々に減ってきます。最後は2ヶ月に1回程度となりますので、何も無いと1年で6回しか通院しなくても大丈夫になります。本当に楽になりますね。


もし移植医療に関するご質問がありましたら、私が幹事をさせて頂いている患者会宛になんでもご相談下さい。
E-mail:akebonokai2000@yahoo.co.jp
ウェブサイト:東京女子医大 あけぼの会(移植者の会)外部サイトへ
Face Book:Twmu Akebonokai外部サイトへ

以上で今回の連載を終了させて頂きます。
どうもありがとうございました!

◀前の はなし

※個別の返信は行っておりません。

こんな体験談が読みたい、私も体験談を書きたいなど、「研究員のはなし」にご意見をお寄せください!

ご意見をお寄せください

PR

ぼやいてみる

ある

ある

1967年 宮城県仙台市生まれ。小学1年生時の健康診断にて蛋白尿が出ている事が分かり、経過観察。
中学1年生で蛋白尿が+3になる。高校2年生時に腎生検を行い、巣状糸球体硬化症(FGS)と診断され、そのままステロイドのパルス治療を行うが効果がなく、経過観察を続ける。
大学3年生の時に透析導入。透析治療を受けながら就職活動を行い、電気メーカーへ就職。
3年後に母親をドナーとして生体腎移植を実施。
2008年に自己腎摘出手術を受ける。2016年8月で移植後21年となる。
新連載:「移植者からみた最近の移植事情とは?」」もご覧ください。