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私は諦めない~障害と難病が教えてくれたこと~

【第2話】絶望の中での転機

2020.6.8

文:徳井希望

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応援しているとある男性ダンスグループのメンバーさんの休業が発表されたものの、全国ツアーには出演される方針だったのでそれを心の支えにしていました。しかし、ライブの初日3日前にメンバーさんの出演見送りが公表されました。理由は「全国を移動しながらパフォーマンスする状態にまで体調が回復していないため」とのことでした。
私は物凄く落ち込みました。そしてその頃、私は当時通院していた病院の先生と相性が合わずに苦悩していました。


セカンド・オピニオンで気づけた新しい道

頭を悩ませていたのは、先生が提案してきた治療に専念するためのスケジュール調整に関してです。
販売業である職場は人手不足が深刻な状況。その上、秋冬と繁忙期が続いていたため、治療のために長期休むことは非常に厳しく、まさに八方塞がりでした。
この状況を看護師の友人に相談しました。すると友人は、私が全く視野に入れていなかったセカンドオピニオンを勧めてくれたのです。

病院の先生からセカンドオピニオンの許可をもらい、私は母と一緒に隣の市の病院で治療や病気などの説明を受けました。
こちらの病院の先生も、最初の病院の先生と同じ治療方法を勧めてきましたが、この先生は私の仕事の状況をより親身になって考えて下さっているのが感じられました。

一方で小説の執筆は、スクールの課題で大変な時もありましたが、先生に熱い指導をいただきながら活動を続けていました。
年明けに忙しさが落ち着いたら、小説のメイン舞台である東京のイメージを掴むため、東京へ行く準備もしていました。

小説の執筆に病気の治療、と重大な転機を迎えていた私は、最初に通院していた先生に「どうしても今は人手不足で長い間休むことは難しい」と相談しました。そして後日、母も交えて話し合った末、セカンドオピニオンで説明を受けた病院への転院を決めたのです。

さらにこの頃、好きなメンバーさんの復帰も決まり、「来年は順調になりそう」と心の中で思っていました。
執筆・仕事との両立で年末年始は大変忙しかったものの、年明けの東京を楽しみに何とか乗り切りました。

しかし、年明けには新たな試練とさらに大きな転機が待ち構えていたのです。


夢を揺るがせた新型コロナウイルスの感染拡大

新たな試練とは、新型コロナウイルスの発生と感染拡大です。 職場の上司からは、体調管理を徹底するよう指示があり、私はマスク着用と手洗い、うがい、体調管理は徹底的に行いました。
しかしインフルエンザにかかってしまいやむなく欠勤したところ、翌月の給与を見て唖然。私は非常勤スタッフなため当然ではありますが、給料がいつもより減っていたのです。非常勤と正社員の違いの現実を痛感し、このままではいけないと感じました。

私は今年の秋で38歳になる上一人っ子なので、親の老後も真剣に考えなければいけません。
悩み抜いた末、挫折した公務員試験受験をもう一度目指そうと決断しました。新型コロナウイルスの流行も考えて、通信教育で勉強を始めたのです。

仕事、執筆、勉強と多忙になっていく中で、新型コロナウイルスは全国に感染が拡大しました。
スクールの課題は郵送提出となり、受講生は教室に行けなくなりました。このため、執筆している小説の先生の直接アドバイスを受けることもできなくなったのです。

物語の執筆ペースは進んでいましたが、執筆していくうちに、「コロナで私たち日本人の常識が変わるのではないか?」と思うようになり、作家の夢を今後どうするか再びまた悩み始めました。
でも、作家と公務員の夢は諦められない。両方の夢をどうしたらいいのか…。

そう悩んでいるうちに、とうとう日本政府による緊急事態宣言が発令されました。私の職場は臨時休業となり、正社員以外のスタッフは休職が決定しました。
これからどうするべきかー。絶望に陥ったとき、私は今後について真剣に考え始めました。

次回は、「今の私の夢への向き合い方」についてお話しします。

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徳井希望

徳井希望
1982年11月生まれの37才、兵庫県在住。
34才で発達障害(自閉症スペクトラム障害、注意欠如・多動症)、36才の昨夏にIgA腎症(保存期)と診断される。
趣味は水泳、読書、ライブ&ドラマ鑑賞、ピアノ。特技はピアノ演奏。
現在は障害者雇用で雑貨店の販売員として働きながら、公務員と作家を目指して奮闘中の日々を送っている。

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