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知っトク? こんな事〜患者・家族のお役立ち情報
【第27回】
季節の変わり目 体調とメンタルにご用心!?

2017.8.28

文:アスペクト比P

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今年も暑い夏がやってきました。自分が子供の頃はこんなに暑かったかなぁ? と思うのですが、こういうことを考えてしまうこと自体が老化の第一歩なのでしょうか。
蝉捕りやプール遊びを毎日楽しめていたあの頃の体力が欲しい、と思ってしまう40歳の夏です。


毎年夏の透析室は、患者さん向けに快適な温度に調節すると、走り回っているスタッフにとっては暑い環境です。特に今年は7月に右手の甲にできた軟部腫瘍の除去手術で20針以上も縫ったため右手の動きも鈍いのですが、仕事ができるうちは頑張って働こうと汗だくになりながら仕事に励んでいます。

そんな私を含めて、夏は暑さ対策で部屋の中では冷房に頼りがちですが、度が過ぎれば体を冷やしてしまい体調が悪くなってしまいます。よくある話では、暑さで食欲がなくなったため水分ばかり摂ってしまい、透析から透析までに体重が大幅に増え、透析中の除水量が多くなり血圧が下がって四苦八苦。これは私自身も体験したことがあるだけに、しんどいなぁという感じです。

食べることが出来ないと体内で栄養が足りなくなり、さらに毎回の透析で必須栄養素がどうしても抜けてしまうという悪循環に陥ってしまいます。そこからの体調不良がさらに自分自身のメンタルをも弱らせてしまうという負のスパイラルが続くのが本当に怖いです。
実際、昨年の私は暑さで食べる量が減ったことに加え、腎臓除去手術前ということで悩み事の多い時期だったため一気にメンタルが弱ってしまい、自分自身を否定してしまうような危険な時期もありました。

このような時に夏バテ対策として私が行っているのは、ネバネバな野菜を多めに食べる。オクラの和え物や山芋でお好み焼きを作って食べる(広島在住なのに関西のお好み焼きを自宅でよく焼きます)。冷たいお茶やスポーツ飲料はお腹に悪いので常温のお水やお茶を朝一杯飲んでから動く、などです。
夏の暑い時期だからこそ食べることは栄養を取る意味でも、自分の精神的な充足感を得るためにも必要不可欠なことではないでしょうか。


時には夕方、窓を開けてちょっと生ぬるい風を感じながら、カット西瓜を食べてシャワーを浴びるという過ごし方で身体を刺激しつつ、気持ちをゆるやかに過ごして残暑を乗り切りませんか?

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アスペクト比P

アスペクト比P
中国地方に住むオタク系透析患者。 20歳の時にIgA腎症と診断され、忙しさにかまけて6年間ほぼ治療をしないまま放置してしまい、27歳の時に透析導入。今年で透析導入16年目、透析病院での仕事と透析に趣味に透析患者会のお手伝いと走り回っています。

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