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【第5話】クリスマスプレゼント☆

2014.01.08

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寒い・・・寒すぎるっ!!特に朝っ!!
北国育ちの私はすっかり都会の暖かい冬に慣れて、12月始めからエアコンに頼りっぱなしの毎日です。
しかし!!言い訳のようですが、週2回のランニングと月1回のフットサルは続けています!!だから何というわけではありませんが(笑)。
来年もかかさず走って、お風呂入って、ご飯食べて、エアコンに当たります(←ここが至福の時☆☆☆)!!はぁ〜。エアコン最高っ!!あたたかいって素晴らしいっ!!
余談ですが、大人なのでこたつは卒業です。こたつに入ったが最期、もうそこからは出られずにぐだぐだ過ごしてしまうから・・・(←脱水になるので絶対やってはいけません!CKDの方に限らず、冬は注意です!!)。

イメージ

今回はクリスマスの話です。皆さんには当たり前かもしれませんが、最近気づいたことについて書きます。

今年のクリスマスイヴも残業でした。何故かその日に限って救急患者やら急な退院調整やらドタバタしている中、夕食の下膳をしている時に栄養部からの、患者さん向けに書かれたクリスマスカードがのっているのに気付き、「今年もこうしてクリスマスが終わるんだなぁ」としみじみ思っていました。

そうして、夕食も終わるころに病棟の患者さんの透析終了の電話が入って透析室にお迎えに行ったときのことです。

「あら、あなた。元気だったの?
最近いないからやめたと思っていたのよ。
こんな日に会えたなんてね!嬉しいわね。
クリスマスなんだから早く帰りなさいよ。メリークリスマス!」

お迎えに行った患者さんの向かいのベッドにいたのは、3年前にCKD急性増悪でうちの病棟に一年近く入院されていた女性のAさんで、今は外来でうちの透析室に通っているとのことでした。
一時期は尿毒症が激しく、更に免疫力が落ちて感染症にもなり、認知症症状が一時的に悪化して家族や看護師に暴言を吐いたりされていました。
その頃は、本当に毎日受け持ちとして病室に行くのが辛くなるほど厳しい日々でした。

Aさん自身も具合の悪い中、片言で「もういやだ」「(治療を)やめたい」と何度も言われてその都度看護師と言い合いになったりならなかったりしていた方です。それが、付き添われている家族のサポートもあって、今は透析にもきちんと週3回通い、透析に行く前に旦那さんと買い物に行かれたりして楽しく過ごされています。

それまでは気づかなかったけど、これは結構な奇跡なんだなぁと思いました。

急性期で治療中に、主治医から「症状が回復しないままもしものことがありうる」という風な説明をされていたご家族が、今はこうしてAさんを介護しながら幸せに暮らしている。

あの時一番辛かったAさんは、認知症症状が治まり朗らかな元の性格に戻り、言葉につまることなく滑らかに会話し、受け持ちだった私のことを覚えていてくれている。

一時期は腎臓疾患の看護は出口が見え無すぎてやめたいと思っていた私は、そんな患者さんやご家族に支えられて辞めることなく今もここで働いている。

超当たり前に、そうであると思っていたことが、クリスマスだったということも推してか、すごく重要だと気づけて、改めて自分がいろんな人に支えられていると感じた日でした。

透析をしている患者さんの中には、「自分は透析をしている分、他の人より役に立てることが少ない気がする」というようなことを言われる方がいますが絶対にそんなことはありません。

一生懸命な姿は必ず一生懸命に生きている人に響きます。
少なくとも、透析で関わっている看護師や医師や技士、薬剤師には響いています。そうして頑張っている人がいるから、私たちも頑張らなきゃ、と背中を押されているんです。

目に見えることはシンプルでわかりやすいけれど、目に見えないことが本当に大事。もので解決できないことはたくさんあって、人の心の奥のさまざまな問題は、まごころでしか癒せないんです。
自分も気づかないうちにすごく助けられていました。頑張る人の姿ってやっぱり素敵です。腎臓を患っていたからって、絶対にできないってことはそんなに多くはないです。だから本当にやりたいことは諦めてほしくないです。
大切なのは病気かどうかではなくて、今どう生きるかということ。ものがあふれて一見豊かになったように見える現代社会で、見えにくくなっているそういうことを大切にして日々頑張っていきたいですね☆
Aさんのように一生懸命なひとがいるから、やっと私も本腰入れて夢に向かって頑張ろうと決心できました。

新しい年が始まりました。
昨年よりこのコラムを読んでくださっている皆様、職場の患者さん、じんラボで知り合った皆様、そしてじんラボ所長・カオリ夫妻に心から感謝しています。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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りんご

りんご

大学病院→中規模地域中核病院を経て現在透析看護に本格的に携わることを夢見て奔走中。趣味はマラソンと俳句とアート鑑賞。ペイシェントフットの宿野部代表との出会いから腎臓疾患には何かと御縁があり、看護を続けるなら「腎」だなと感じるようになりました。人とのつながりを大切にし、疾患とともに歩む患者さんの透析ライフを応援したいと考えています。まだまだ勉強中の身ですが、どうぞよろしくお願いいたします。