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【第30回】
長期透析患者に忍び寄る合併症の恐怖! その予防

2017.12.25

文:アスペクト比P

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私の長期透析合併症

26歳で透析導入して今年で早15年になりました。これだけの年数になると長期透析患者に訪れる「合併症」という悩みが出てきました。透析由来の合併症というと、思い浮かぶのは心臓の疾病や異所性石灰化による血管障害などでしょうか。 私は昨年、後天性多発性腎嚢胞(ACDK)からの腎がんで両方の腎臓を摘出しました。そして今年は、7月に異所石灰化による腫瘍沈着で右手(利き手でシャント側)の手術を行い、その後右手人差し指の血管にも石灰化で嚢胞が出来てしまい、11月末に皮膚が裂ける寸前で緊急手術をしました。つい最近抜糸をしましたが、指が曲がらなくなりリハビリを継続しています。

基本を守ることがやっぱり大事

とまぁ、自分でも苦笑いする状態ですが、過去の自分を振り返るともっと合併症予防対策を行うべきだったと反省しています。私のように手遅れになる前に、下記の基本を守ることが一番大事だと思います。

  • 日々の透析生活の中できちんと血液検査の内容を把握して食生活を調整する
  • 処方された薬はきちんと飲む

「なんだ、基本中の基本か」と思われるかもしれませんが、やっぱり基本は大事です。その基本を守る生活のサポートには「とうせきくん」がオススメです。

自分自身のQOL(生活の質)の向上と社会全体のために

透析生活は精神的なストレスも多いし、さまざまな我慢を強いられるものです。合併症が発症すると更なるリスクを抱えてしまい、ストレスも多くなってしまうと人生楽しくありませんよね?

日々の積み重ねと定期的な検査で、合併症の重症化を防ぐことは自分の透析生活の充実に必須です。更に今、永田町や霞が関で議論の俎上に載った透析関連の医療費増加を防ぐためにも、患者ひとり一人が合併症予防対策を行い、QOLを高めた生活を行うことが、自分のためにもお国のお財布にも優しくなるかも、というお話でした。

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アスペクト比P

アスペクト比P
中国地方に住むオタク系透析患者。 20歳の時にIgA腎症と診断され、忙しさにかまけて6年間ほぼ治療をしないまま放置してしまい、27歳の時に透析導入。今年で透析導入16年目、透析病院での仕事と透析に趣味に透析患者会のお手伝いと走り回っています。

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